富士山の雪はなぜ解けにくい?-太陽の電磁波と高山の不思議-
■はじめに
冬から春にかけて、富士山の白い姿は私たちの目を楽しませてくれます。
しかし、ふと疑問に思いませんか。
「どうして富士山の雪は、なかなか解けないのだろう」と。
実はこの現象、単に“寒いから”だけではありません。
その背景には、太陽から届く電磁波(太陽放射)と雪の性質が深く関わっています。

■富士山の雪はなぜ解けにくい?ー太陽の電磁波と高山の不思議ー
1.太陽の光は『熱』ではなく『電磁波』
太陽から地球に届くのは、可視光・赤外線・紫外線といった電磁波です。
これらが地表に当たり、物質に吸収されて初めて熱に変わるという仕組みになっています。
つまり、太陽光=熱そのものではない ということです。
2.雪は“光を反射する名人”
富士山の雪が解けにくい理由のひとつが、雪の反射率の高さです。
雪は太陽光の多くを反射し、吸収するエネルギーがとても少ないため、温まりにくく、解けにくいという特徴があります。
特に富士山のような高山では、
・空気が薄く(分子が少なく)熱が伝わりにくい
・地面自体が温まりにくい
という条件も重なり、雪が長く残りやすくなります。
3.強風が“解ける前に消す”
富士山は年間を通して風が強いことで知られています。
この強風は、雪を解かすどころか、氷が水にならずに直接水蒸気になる『昇華』を促します。
つまり、富士山の雪は『解ける』より『消える』ことの方が多いのです。
4.電磁波の観点から見ると…
太陽光(電磁波)が雪に当たると、
・可視光 ⇒ ほとんど反射
・赤外線 ⇒ 一部吸収するが少量
という性質があります。
そのため、雪は太陽光を浴びても温まりにくく、気温が上がっても雪解けが進みにくいのです。
人工衛星が雪を識別できるのも、この“反射の強さ”が理由です。
5.まとめ
富士山の雪が解けにくいのは、太陽の電磁波と雪の性質が生み出す自然のメカニズム物体が受け取るです。
・雪は太陽光を反射しやすい
・地面が温まりにくい
・空気が薄く熱が伝わりにくい
・強風で昇華が起きやすい
これらが重なり、富士山の白い姿は長く私たちの目を楽しませてくれます。
