アルミ箔とアルミ蒸着—見た目は似ていても「遮熱力」は全く違う!
■はじめに
夏の屋根裏や車内が驚くほど熱くなるのは、太陽から届く「放射熱(赤外線)」が原因です。
この放射率をどれだけ反射できるかが、遮熱材の性能を大きく左右します。
そこでよく使われるのが、アルミ箔とアルミ蒸着フィルム。
どちらも銀色で光を判差hするため、一見するとおなじように見えますが、実はその“中身”は大きく異なります。

■アルミ箔とアルミ蒸着―見た目は似ていても「遮熱力」は全く違う!
1.アルミ箔―金属そのものが持つ、圧倒的な反射力と耐久性
アルミ箔は、アルミニウムをそのまま薄く伸ばした金属のシートです。
この金属層が太陽の放射熱を高いレベルで反射します。
・赤外線反射率が高い(低放射)
・高温に強く、劣化しにくい
・屋根、壁、車両など、長期使用に向く
遮熱材として求められる「長く使っても性能が落ちない」という条件を満たすため、建築や産業用途ではアルミ箔を使用すべきです。
2.アルミ蒸着―軽くて安価だが、遮熱材としては“補助的”
一方のアルミ蒸着は、PETなどのフィルムにアルミを蒸着したもの。
金属量が非常に少ないため、湿気や熱で酸化すると反射性能が急激に低下します。
・軽量、安価、加工しやすい
・食品包装や緊急用保温シートに最適
・遮熱性能はアルミ箔に劣り、長期使用には不向き
「銀色=遮熱」と思われがちですが、蒸着アルミはあくまで短期、軽量用途向けの素材です。
3.遮熱材として選ぶなら、どちらが正解か
結論はシンプルです。
・長期間、安定した遮熱性能が必要 ⇒ アルミ箔
・軽さ、コスト重視、短期用途 ⇒ アルミ蒸着
特に屋根裏や外壁など、日射を強く受ける場所では、アルミ箔の金属層が圧倒的な効果を発揮します。
4.見た目では分からない“本当の遮熱力”を知ることが大切
銀色のフィルムはどれも同じように見えますが、遮熱性能は素材の構造によって大きく変わります。
「なぜ暑くなるのか」「どんな素材が熱を防ぐのか」を正しく理解することで、住まいや職場の快適性は大きく向上します。
